「犬の恋」


うまく言えないけれど いつからかはじまった二人
忘れない いつまでも 同じ月見てたこと


星降る夏の夜 思い出はそっと
わたしたちを乗せて 空に舞い上がる


君が望むならば 少しだけ無理だってするよ
わたしを連れて行って 夕日沈むあの丘へ


よく晴れた冬の日 手をつなぎ歩こう
白い息で笑う 肩を寄せ合って


別の場所で見上げた星座のような記憶
今も鮮やかに瞬いて いる ほら また


離れられなくなったら いつまでも一緒にいよう
貼りついた胸の奥 面影は昼も夜も