「夏のゆらぎ」


暑い夏の真ん中で
焼けつくアスファルトの熱気と
強い陽射し 汗が噴き出して
夏のゆらぎ 今僕ら何処へ行くの


蝉時雨 降りしきる午後 見失う 光と影と
眩しさに顔をしかめる ここにいる 消えてなくなる
変わらない 変わりゆく 今日も僕らは歌う


暑い夏の昼下がり
強い風が吹いてくる
入道雲は高く膨らんで
気紛れな夕立が 洗い流す


伸びすぎた髪をほどいて 持て余す いつからだろう
長過ぎる月日の中で 少しずつ深まってゆく
変わらない 変わりゆく 明日もわたしは歌う?


暑い夏が過ぎてゆく
新しい季節が君を待つよ