2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

手紙

懐かしい君はいつの間にか大きな道の真ん中を歩いてる わたしは今でも大通りのはしっこをゆっくり歩く 道草を食ったり たまに通りを外れてみたり 行く先に迷って立ち止まったり いつだってそんな調子 いいとか悪いとかじゃなく それぞれの道をただ進んだだけ…

流れ星

真夜中近く 寒さに縮こまりふるえながら 自転車をこぐ 夜空をちらちら見上げてたら 星が1こ流れて消えた イヤホンから聴こえてたのは「ナイトクルージング」 日々はきっと こんな ありきたりで特別な一瞬の積み重ね

世界 瞬間 記憶

友だちとお昼を食べてのんびり過ごした帰り道 だらんと自転車をこいでたら 西の空のきわは山吹色の夕やけに染まって 富士山のシルエットがくっきり見えて その上には三日月も浮いていて 地平に沿った夕やけのグラデーション 上空の浅い紺色 月の放つまっすぐ…