2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

いい人や やさしい人だから 好きになるわけじゃないよ べつに いびつに歪んだ規格外のココロ持て余す

花影

天に咲く火の花 地に咲く野の花 空に消えた風花 水の面に映る影 ゆめうつつのあわいにゆらめく

ヒアカムズザサン

月も星も見えない この濁った空にも そう遠くない未来 陽はゆっくり昇り 夜を朝に染め上げる

明日また今日が

いい事もいやな事も丸めて投げて 洗濯機でざぶざぶ洗って まっさらな日差しの下 乾かして 何度でも新しく始めよう 明日また今日がやって来る

砂ぼこりまき散らす春風 日だまりのベンチで膝つき合わせ 三日後の約束 その先もずっとこんな風にいられたら おぼろに霞む僕らの未来も風に舞う

花かおる 水ぬるむ 君 晴れやかに 笑う

花 あっさりと散り 面影は しっかり 根を下ろす

月は満ち まあるく空いた 君の不在 うつろに響く 胸がらんどう

戯れ言

物語になんか興味ない 全然 ましてや伝説になんて 本質に近づきたいだけ どうしてみんなそんなにドラマが好きなのかな? たしかに 人間はパンのみに生きるにあらずだけど いつだって容赦ない真実に身をさらしていたい それでも物語をそれぞれの心の中に勝手…

ほんの昔

放課後 とびだした 遠まわり 寄り道 原っぱ 草いきれ 虫さされ ひっかく 摘み草 首かざり ただいま 行ってきます ランドセル 投げ出す 公園 鬼ごっこ いじめっこ しかめつら 泣き虫 笑い顔 つまずいた 足元 石ころ けとばした すりむいた 右ひじ 木のぼり 見…

春のうた

山の向こうの丘の上に 春を告げる花が咲いて 煙のように立ちこめる むせかえる花の匂いに 君の気配を思い出した いつかの夏の軒下に 置き去られて雨ざらし 色あせてひび割れて いつまでも忘れない かさついた冬の足音 はなやいだ春の足音 高らかな鳥のさえず…

presto

生活は様々な些事に満ちていて、悪くない日々、でもどこか上の空で君のこと考えてるのもほんと このあいだライブを見に行った街は昔バイトに通ったところで なんとなく憶えていた桜並木をライブ前に友だちと見に行った カップ酒を飲んでほろ酔いで見上げた夜…

旅先の夜の窓辺

ホテル5階にて 酔っぱらい