夏の手前の夜

酔っぱらってぱたんと寝て起きたら、風が木の葉を揺らす音が聞こえたので、ベランダに出てみた。梅雨を忘れるようなすずしい風が吹いている。空を見上げる。ところどころ空がのぞいた曇り空。はげしく雲が流れている。月は見えず。目の前の道路を親猫と子猫が数匹、横切った。