2005-10-16 秋は深まる そろそろ金木犀の季節もおしまい 淡い残り香が 長雨で湿気をたっぷり吸いこんだ 重い空気に溶けて 甘やかに匂う 帰り道の薄い闇 ちょっと肌寒い 缶のコーンポタージュとか買いたい 現実は情け容赦なく降り注ぐ たとえ頭がいかれてても 声が君に届いてなくても 自分で自分を励まして毎日歩くしか さびしくても みっともなくても ふてくされても なきたくなっても ふれたくなっても ぺたり心に貼りついてはがせそうにない 君のせいだ