「走ってる子供 しゃべってる声
小さな幸せ ペンキのにおい
バッタバッタゆれる 青いトタン屋根
風がふく 風がふく
狭い世界で 生きてる人に
あいさつをかわし 時は過ぎ去る
いいこともなく 悪くもない
どうでもいい この静かな時を」
フィッシュマンズ「静かな朝」より
昼下がり、干した布団を取り込もうとベランダに出たら、なんとも気もちのいい風が吹いていた。ついつい手を止めて、布団にもたれかかり、目の前に広がる景色をしばらく眺めていた。初夏の緑が目にあざやか。なんてことない日常の風景。そのあいだずっと、頭の中ではこの曲が流れていた。歌としてすごく好き。