hope

そこらじゅう裸足で歩きまわり
地べたを直に踏みしめ
どこの誰でもない自分が
感じた瞬間を抽出する
気持ちの色を
頭の中の絵の具を混ぜ合わせて
描き出し
とっておく


それが私にとっての書き言葉
そうでなければ
私が書く意味なんてない


幸せな思想とは言えなくても


確かなものに
少しでも近づきたい
極端なことを言えば
望みなんてそれしかないから