乙女な深夜

ざらざら

ざらざら

昨日も今日も仕事でお局様とずっと一緒で、お互いにもううんざりである。単に苦手という段階はとうに過ぎ、もはやはっきりと険悪な雰囲気。あーあ・・・というわけで本日の昼休憩に借りて読んだのがこれ。クウネル掲載時にほとんど読んでるからいいや、と思って買わずに借りて済ませたのだけれど、仕事中に背表紙が視界に入ったらたまらなくまた読みたくなった。タイトルと装丁と本文の分量とのバランスがよいです。「椰子の実」と「クレヨンの花束」が特に好き。
深夜に何故だか聴きたくなったオハナの「予感」をかけつつ川上弘美を読むだなんて、普段うずもれている乙女な部分がめずらしく暴れてるって感じだなあ、と気づいてしみじみ。弘美文法で言えば「あたし、なんか今ちょっと、乙女?」状態。どうしたわたし。
外はまだ薄暗いけど鳥が鳴き始めました。最近これくらいの時間帯がすごく好きになった。外が明るくなっても空気がしんと静かで、透明感があって。