カリンバ作り

miyamya2007-12-20

先週末に父親が田舎から戻ってからというもの、食生活が充実している。といっても、母が張り切って料理の腕をふるっているのではなく、父が仕事に行く前なんかにまめにおかずを作るのである。火曜の朝はチンゲン菜と油揚げの炒めもの、水曜の朝はきんぴらごぼう(何故かしらたき入り)。朝ごはんは特に、わたしはその時々にあるものをいい加減に腹におさめているので、朝から野菜のおかずがたっぷり食べられるのは非常に嬉しい。人にごはんを作ってもらえるってありがたいことだな、と感じ入った。田舎では祖母と自分の食事を作っているだけあって、以前より料理の腕を上げているのに、しかし祖母は全くと言っていいほど褒めることがない人だそうなので、わたしが「おいしいおいしい」と言って食べると、そんなにお世辞を言わなくてもいいのに、などと卑屈な物言いをする、不憫な父であった。今朝は父は会社に泊まったようで姿が見えない。わたしの朝ごはんは、冷凍してある食パンに粒マスタードとマヨネーズを混ぜて塗って、きんぴらごぼうと溶けるチーズをのせてトースターで焼いたもの。旨かった。辛子はやや苦手だけど粒マスタードは偏愛しています。

宅録師匠お薦めの楽器屋サイトで、マイクとチューナーと、ついでにカリンバ組立キット(千円)を注文したら、翌日の夜にもう届いたので、まずはカリンバ作りに没頭した。時間をかけて念入りにチューニングしただけのことあって、満足のゆく仕上がり。しかし親指の皮膚がこすれて薄くなってしまったようで、今は親指が痛くて使えず(どれだけ熱中したんだ)、他の指でてきとうに弾いてはよろこんでいる。趣味にお金をつぎ込むってこういうことか、と思いつつ、まあブーツの一つも持ってないんだからこれくらい良いか、いやいやどこへ行くにもうす汚れたスニーカーで済ませてる自分がそもそも問題、などと自問自答。

みずうみ

みずうみ

今一つ元気が出なくて読書もはかどらないので、こういうときはばなな再読に限る、と思って本棚から選んだのがこれ。ちょうど2年まえ、発売直後に読んだときよりずっと、書いてあることの意味がよくわかった。腹の底にずしんと響いた感じ。いつも思うことだけど、何も変わっていないようでいて、いろんなことがちょっとずつ変化しているんだな、と改めて思った。