感情バカ

図書館革命

図書館革命

人気シリーズ4作目、最終巻です。この人の本は、読書傾向がかなり被っている司書さんにオススメされて読むようになりました。いわゆるライトノベルテイストの本て他にほとんど読まないから新鮮。でもしょせん少女マンガを読んで育った身なので、この人の書く胸キュン描写(=女子が恋愛に対して抱く幻想)には、弱いです。現実はそうは行かないと十分わかっているけど、この甘ずっぱさはたまらない。漫画を読む感覚でむさぼり読んでしまいます。言葉の達者な人の、目前の事象よりもロジックが先走る、みたいな感覚って個人的には違和感を感じるけど(わたしは口げんか苦手な女子です。むしろ手が先に出る)、登場人物を愛し抜いてないとこう熱くは書けないと思うので、やはりなかなかすごい人だなーと。女装の場面が特にたのしかった!

昨日はなんだか気もちが暗く沈んでいて、働きながら、ここ数年の所業のあれこれがふいに客観的に見えてきて、内心がく然。自分は笠原さんを笑えないくらいの感情バカかもと気づいて、なんかもう、穴掘ってしばらく冬眠してたくなった。