足跡も残らない

自分でブログやサイトをやってる人はよくわかると思うのですが、インターネットって「どこからきたか」わかっちゃったりするじゃないですか。あれがどうも苦手です。恥ずかしがり屋さんなんで。だからmixiとかすごい困る。人のページちらっとのぞくだけで「私が見ましたよ」って主張したくないし。そういうの全く気にならない人や、逆に積極的に活用できる人がどんどん幅を広げていけるのでしょうが、わたしはダメだな。気にしすぎでめんどくさがり。知り合いなかなか増やせません(←もうあきらめた)。このブログ用にはてなアンテナも使い始めたけど、たしかに便利なんだけど、アンテナ経由で目的のサイトを見ることはあまりないです。ブラウザの履歴やブックマークから飛ぶことがほとんど。飛ぶ鳥後を濁さず、じゃないけど、なんとなく、そうしてしまう。でも、勝手ですが、跡を残されるのは好きだったりします。知ってる人でも知らない人でも、アンテナでいつも見に来てくれるのは嬉しいし、長く連絡とってないネッ友さんが見に来てくれたりするとほくほくします。なので、自分からは足跡は残らないようにしてしまうのですが、足跡を残してくれる人(残してるつもりはないかもしれないけど)、どうもありがとうございます。

興味ない人にはどうでもいいような話を長々してしまいましたが、ここんとこずっと頭にあったことなので・・・。ちなみに「足跡も残らない」は「渚の国」の一節。自転車こぐ時の鼻歌登場率が意外に高かったりします。ほとんどそらで歌えそう。

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

まさに伊坂ワールド集大成という感じの力作!返却期限が迫ってきて慌てて読み始めたのですが、一旦読み始めたら深く引き込まれてあっと言う間に読み終えてしまった。首相暗殺とかって個人的に全く興味ないテーマなんだよなーと読む前は思ってたけど、面白かったー。伏線の繋げ方も一段と冴えてるし、読後感もよいです。才能に敬服。
仏果を得ず

仏果を得ず

全体の印象としては「まほろ」に近い感じで、「風が強く吹いている」ほどの大作ではないけれど、やっぱり面白かった。文楽一筋の主人公がラブホ住まいっていう設定が絵柄的に絶妙。時代に左右されない人間の本質というものについて、なんとなくだけど、考えさせられました。
悶絶スパイラル

悶絶スパイラル

しをんさんのエッセイは楽しい。こういう人が同世代にいてくれて嬉しい。