そばにいても違う世界

先月は特に、ちらかり放題の部屋の中ですることといったら寝っころがって本を読むか寝るか、というくらい半ば現実逃避的に読書に没頭していたし、1年間でそれなりの冊数を読んでいると思うのだけれど、はっきり思い出せない。自分が出たライブのことなんかは鮮明に印象に残っているのに見に行ったライブはそんなに憶えていなかったりするので、記憶のメモリーが不足しているのかもしれない。もしくは飲み過ぎか・・・なので面白かった本のことは面倒がらずにブログに記録を残すようにしたいです。というわけで、年をまたいで読んでいたのはこの本。

どこから行っても遠い町

どこから行っても遠い町

川上さんの最近の何冊かはわたしはちょっと苦手な感じだったけど(でも職場でよく本の話をする既婚者の人たちは好きだと言ってたから、独身者にはわかりづらい内容というだけなのかも)、この短編集はひさしぶりにわたしの好きな感じでうれしかった。読んでいてふと、昔付き合っていた人のことを思い出して、彼はまさにこの本の世界の住人っていう感じだなーと思って笑ってしまった。自分はまたちょっと違うような気がします。すごく好きなんだけど。