「夏の雪」


星を数えて見つけた物語を
いつかあなたに話して聞かせよう


言葉や歌に込めた想い
離れて遠い場所で響いた


騒がしい街並みに
心閉ざし歩いた
空を見ては


つまづいたことさえも
やがて時に流され
傷は薄れゆく


夜の終わりに交わした約束は
朝の光に見えなくなったけど


失くしたことに少し慣れて
流した涙すぐに乾くけれど


そばにいて
行かないで
願う強い気持ちは
胸に残る


思い出はとどまらず
形を変え続ける
今もずっと


色あせず
そこにある
僕達が見たものは
夏の雪のよう