梅仕事

miyamya2007-06-10

梅酒を漬けた。買ってきてもらった梅の量に対して、家に残っていた酒の量が足りなかったので、まずは近所のホームセンターへ。散々迷ったあげくウォッカに決定。まだ午前中からウォッカ2瓶をつかんで明るく広々とした店内のレジまで歩くと、まるでアル中のような後ろ暗い気分。
帰ってさっそく準備に取りかかる。すこし傷んで黄色く熟していた梅2粒は、梅醤油に。子供の頃、地面に落ちてやわらかく熟した梅を手にとって匂いをかぐのがすごく好きだった。こんなに良い香りなのにどうして食べられないのか不思議だった。芳しい香りといえば、完熟梅。でも梅の味を好きになったのは大きくなってからで、当時は梅干しも梅味のお菓子も苦手だった。
ブランデーベースリカーと氷砂糖に黒砂糖を加えたものと、ウォッカに氷砂糖を加えたもの、2種類作った。おいしくなりますように。そのまま台所で納豆ともずくをおかずにお昼ごはんを食べてから、洗い物を片づける。テレビはつけずにずっとキャロルキングをかけていた。

きみはポラリス

きみはポラリス

三浦しをんを読んでいると、バクチクの好きな友だちと、ソフトバレエの好きな友だちのことをなんとなく思い出す。自分と好みは違うのだけれど、その違いをお互いに理解し合える、酒飲み友だち。彼女達の感性や美意識に通じるもののを感じて、親しみを覚えるのです。恋愛短編集と銘打っていても、甘さ切なさより苦悩や諦観に重きが置かれているのがしをん流、という感じ。「冬の一等星」、小説を読んで泣いたのは久しぶり。しかもこんなに短い話で。