恋愛の袋小路

ここ半月くらい心身共に調子いいなーと思ってたら、先週末あたりから気分が落ち始めた。反動ならまあ仕方ないや、とあきらめていたら、なんのことはない、風邪だった。体と心はかくもつながっているものか。でも来週月曜まで寝込んでいるヒマはないのでがんばろう。風邪をひくとわたしはまず葛根湯をのんで様子を見ます。体が頑丈にできているので熱は滅多に出ないので。そして高山レシピの梅しょう番茶。梅干し1粒とすりおろした生姜にお茶を注いで(本来は番茶ですが、うちにはないので煎茶で代用)しょうゆをたらし、はしで梅干しを潰しながら飲む。美味しいし、飲んだそばから体が温まるので、これさえ飲めば大丈夫、という安心感があります。風邪のときのお楽しみ。

がらくた

がらくた

二十歳のころに「きらきらひかる」を読んで大泣きしてからずっと江國さんの本は読み続けてきたけど、最近の本は買ってない。思えばあの頃からずいぶん遠くまで来たものだ。住む世界が交わることはもうないだろうな。でもやっぱり、この人が言葉で組み立てる世界には独特の透明感というかうつくしさがあって嫌いじゃない。ある種の勇敢さは賞賛に値すると思う。大人の恋愛の袋小路がひたすらねっとりと描かれていて(表現はさらりとしてるけど)守りに入ってないところが。それでこそ作家。