梅雨さなか



ゆめうつつゆううつ
たゆたう心は雨もよう
突風に傘吹き飛ばされて
ずぶ濡れで心細く歩く
こぼれた涙は雨粒に紛れ
ため息は雨音にかき消され
物思いは延々と



もっとずっと忙しく過ごせば君のこと想わずにいられるのかな
忙しい君はわたしのこと思い出しもしないのかな
わたしは本当はどうしたいのかな
胸の内のもやもやした感情をどう取り扱えばいいのかな
正解が見つかればそれで満足できるのかな



雨雲の向こう見え隠れする虹を追ってここまで来た
君が傘を差しかけてくれたなら笑顔にもなれるだろうし
晴れ間さえのぞいたらこのまま一人で歩いていけそう
これまでのように
この先もずっと?
ゆめうつつゆううつ
梅雨はまだ明けない
天の川ははてしなく遠い
夢よりも