夜のバス
ライブでキセルの新曲を聴いたら、悲しくてやるせなくて身動き取れないような気分になった。キセルのあともライブは続いていたのだけれど、狭苦しい空間もきつかったし、いてもたってもいられずに、途中退場。こらえ性なし。MDを聴きながら歩くつもりでいたのに、充電し忘れていたみたいで、すぐにバッテリーが上がってしまった。仕方なく音楽なしで渋谷までぼけーっと歩いて、繁華街を抜けて、明治通りでバスに乗った。夜のバスは空いていて渋滞もなく、よく知っている道なだけに、非日常的でちょっとロマンチックな感じ。
この感情は一体どうして?と手探りで考え続けて、電車に乗るまでに達した結論、「自分がしたことは自分に返ってくる」。そう考えると隅々まで合点がいく。
他人に説明する気もないし、そう簡単にわかってもらえるとも思わない。誤解されたり嘲笑されるのが何より怖い(ひょっとしたら誤解のほうが真実かもしれないことも、怖い)。どこまでが思い込みでどこからが現実なのか、おおよそつかめているつもりでいても、ふいに心細くなる。ひとりで抱え込むのはたまに辛いけど、しょうがない、自分も含めて、気もちは縛れない。
健康上の問題ではなく、ダイエットでもないけれど、しばらく晩酌をひかえようと思い立つ。でも厳密な禁酒ではないので機会があればもちろん飲む。お酒は好き。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2003/02/01
- メディア: 新書
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面白かった。面白かったけど、ちょっとだけ、好きじゃない。優等生然とした感じが。綺麗すぎるのものは苦手(わたしはヒゲ面で小汚いオダジョーが好きなクチです)。いつも言いがかりつけるようで申し訳ないっす。