miyamya2007-11-01

「thinking of」




夕空を遠く渡っていく鳥の影に目を凝らすように耳を澄ます
こめられた思いに心のピントを合わせようとするうちに
いつしか
いつか見たような景色を共有しているように感じる


当たり前のようにそこにあって
ずっと前から知っていたような
懐かしい
古くて大きな木みたいに
滔々と流れる川のように
寄せては返す波のうねり


わたしの心に映る画が
わたしたちのものであったらいいのになと思ったり
そんな自分にちょっと照れたりなんかして


どこまでも遠く高く飛んでゆけ
いつまでも見てる