裂け目から覗いた風景

来月の予定表がマネージャーから手渡され、「休みだったらいいなと思ってたところが本当に休みになってます!」「あ、間違えました、一週間ずれてました!」などと、遅番の静かなカウンターで一人熱くなって大騒ぎしたら、休みをずらしてもらえた。恥ずかしいやら申し訳ないやらで赤くなったり青くなったり。でもすごく嬉しい!おかげで、すごく行きたいけど無理・・・と思ってた土曜の夜遅くのライブに行けて、翌日ゆっくり寝てられる。一気にテンションが上がって風邪の気配もふっとび、いろいろと、やる気が出てきた。よし、がんばるぞー。

東京・地震・たんぽぽ

東京・地震・たんぽぽ

タイトルと、装丁の雰囲気にひかれて、ジャケ借り。文章がさらっとしていて、つるっと読めたけど、内容は薄くはなくて、人がとても上手に、いきいきと描かれているなと思った。こういう人自分のすぐ隣にいそうだな、とも、自分もこの物語の世界のどこかで生きてそう、とも感じた。元いじめっ子の中学生なんて、小悪魔的な表情が今にも目に浮かぶようだし、人生に倦んだ三十路前の会社員とか変にリアル、瀕死の女子高生に至っては、絶句。この著者の本を読むのは初めてで、なんかちょっと抵抗があったんだけど(先入観)、「読んでみたい」という自分の直感には素直に従うべきだ、と改めて思いました。とても面白かった。