しろとりどり

miyamya2007-12-14

昨日の文章、酷いですね・・・。考えたことをなるべく早く形にしたい気がして、仕事に行く前にちょっと焦って書いたら、おかしなことになってしまった。削除したい気がしてならない。でもまあ、そんな日もあります、ということで。(←この言い回しよく使うかも)
最近、文章を書きたくて仕方ない。本も読みたいし、楽器の練習もしたい、録音も、とやりたいことがいくつもあって追いつかない。時間だけはあったけど何一つやりたくなかった、今の仕事を始める前、3年前の夏にくらべると、くらべようもないくらい、よいことだ。それなりに山越え谷越えいろいろあって、いつのまにか自信に似た何かが自分の中に形作られたような気がする。何を達成したわけでもないし、吹けば消えるろうそくの炎のように微弱な光にすぎないけど、それでも、胸のうちはほのかにあたたかい。
雑誌「新潮」の12月号に掲載されていた、栗田有起「しろとりどり」を読んだ。あまりぱっとしない感じかな、と漠然と思いながら読み進めていったけど、読み終えたら胸のつかえが取れたようにすっとして、やっぱりわたしはこの人の小説が好きだなと思った。
文芸誌はほとんど読まないけど「すばる」に連載されているこだま和文さんのエッセイ「空を仰いで」には目を通すようにしている。こだまさんは文章もかっこよくて、読む度にほれぼれします。