春間近

心と体がうまくかみ合わず、食べて聴いて読んで寝て、昨日の休みも一日これで終わってしまった。今朝はさすがに頭の中がえらくクリア。寒さも随分やわらいできたし、陽も高くなってきた。そろそろ芽吹きどきか。
うちのネコらのこの冬のマイブームはわたしの部屋の羽毛布団のど真ん中に二匹で丸くなって眠ることで、おかげで学生の頃から使い続けている生成の布団カバーは毛だらけでうす汚れて酷い有り様だった。毛は気づいたら衣類用のブラシでこまめに取り除くようにしてたけど、全体にうっすら黒ずんで、わけのわからないシミがいくつも。休みの度に今日こそは洗濯しようと思うのだが、猫というやつは本当に朝も夜も眠っていたりするのでなかなかタイミングが合わず、昨日ようやく洗濯できた。風呂の残り湯でつけ置き洗いしたら、あらびっくり、とってもきれいになりました。もう買い換え時かと思っていたけど、まだいけそう。ぱりっとしていい匂いの布団カバーに、気分もすっきり。

一日のうち一人になる時間がどうしても必要なタチで、そういうときは猫ですら邪魔に感じるので、夜ふすまを開けてネコがやってくると部屋の外に追い出してふすまをぴしゃりと閉めたりするのだけれど、やつらは懲りずに繰り返し侵入してくる。父は家にいないし母の部屋はドアなので、団地猫を甘やかして育てた人間が悪い、と思ってあきらめて一緒にすごしている。ただ、布団の中が毛だらけになるのはどうしても許せないので、中に入られるのは実力で阻止している。布団の上というのが人と猫との妥協点。わたしが布団に入ろうとすると露骨に邪魔そうな態度を取られるのは納得が行かないんですけどね。うっとおしくも和むひととき。

大人の友情 (朝日文庫 か 23-8)

大人の友情 (朝日文庫 か 23-8)

職場に新刊で入ってきたので読んでみた。河合先生の本は日常生活のヒントになるようなことがわかりやすい言葉で書かれていて、しかも気もちが和むので、とてもよいです。

縁は異なもの

縁は異なもの

白州正子が好きっていう人がちょっと前に周りに何人かいて、そのスノッブな感じにかえって敬遠していたのだけれど(ひねくれもの)、いい加減、読んでみようかなという気になったので、手始めに。明恵上人の本も読んでみたい。

最近、人間が清濁併せ持つ存在だということが理屈でなく実感としてわかってきたような気がする。三十を超えてようやく。二十代の頃とか、親によく「あんたは子供っぽい」と言われたけど、たしかに危なっかしくて見てられなかっただろうな、と思う。 昨日の深夜、風呂の中でデッドエンドの思い出を読み返したら、「おかあさーん!」という短編が前に読んだときの印象と全く違っていて、衝撃を受けながら眠りについた。シワやシミが増えてきたり、初白髪を発見したりするののはショックだけど、そうやって少しずつ変わっていけるのは嬉しいことです。

5月にあるとぶ音楽祭というフェスが、わりと近場だしすごくメンツがいいので、土日はあまり仕事休めないからこの春は希望休をこれ一本に絞るかなーと思っていたら、キセルの出演が決まってものすごく嬉しいです。初夏フェス!
uomasaさんがバトンを回して下さったので近々やってみようかなーと思っております。バトンなんてひさしぶりすぎてびっくりだ。uomasaさんどうもです!