一山越えて

昨日はZOMBIE FOREVER(通称ゾンフォー)企画ライブ「私の細胞」でした。ゾンフォー首謀者であるくらげの森さんは当日午後1時まで仕事だったので、2時からスタジオに1時間入ったのですが、わたし以外の2人とも遅れてき(やがっ)てしかも森さんはスタジオにギターを借りるという支離滅裂さ。会場に行ってリハを見たらどのバンドもすげーかっこよくて、当日を含めて練習たったの2回で本番を迎えることに今さらすっかりびびったわたしは友達に電話で泣きついたりして、ものすごーーーく緊張しましたが、どうにか無事に出番を終えることができました。ほっ。

今回は、終わってから「よかったよ」と言ってもらえて嬉しかったのはもちろんのこと、「オーラ出てましたよ」「キラキラしてました」という、普段洒落気のない地味な図書ギャル(・・・)である自分は、まず一生かけてもらえることのないであろうお褒めの言葉を頂き、社交辞令だとしても、舞い上がらずにはいられませんでした。オーラ、キラキラ・・・・マジありえないっす。記念です。

ライブで演奏すると、やっている最中に、次はもっとこうしたい、とか、こうできたらいいのに、といろいろ見えてきて欲が出てくるし、追いつかない自分がもどかしくもある。能力のなさを思いっきり背伸びして(どころかぴょんぴょん飛び跳ねてもまだ全然足りてない)集中力で無理矢理に補おうとしているからだろうと思う。でも、他では味わったことのない種類のたのしさ。密度の濃い時間の中で、様々なことを感じます。

出番を終えてからは、飲んだくれてライブ鑑賞。どの出演者も本当に激!かっこよかったのですが、サーイエッサーというバンドが特に個人的にツボでした。ギターとベースの2人組がリズムボックス?に合わせて演奏という、キセル好きなわたしには既視感ありまくりな編成だったのですが、その音楽性がもう、真逆といっていいくらい。ハードコアでポップなパンクロック、ピュアで変態チックでしかもシャイな感じがもう、たまりませんでした。しょせんブルーハーツ育ちなもので。見ていてあまりにテンションが上がってしまって、どうしていいかわからなかったので、終わってからギターボーカルの方に即握手してもらったバカな酔っぱらいはわたしです・・・。最高でした、サーイエッサー!

$IR, YES $IR(マイスペ)

最初にビール中瓶を頼んだあと、芋焼酎お湯割り、水割り(水多めにしてもらった)、と翌日の仕事のことを考えて用心していたのですが、サーイエッサーですっかり上がってしまって、芋焼酎ロックで!と頼んだらカウンターのお兄さんに「え?大丈夫なの?」みたいな顔をされてしまった。恥ずかし。いろんな人とお話しもできて、たのしかったです。良企画に参加できて光栄でした。ありがとうゾンフォー!

ついでのようで何ですが、前日の、キセルのクアトロでのワンマンライブも、超よかったです。実は名古屋公演も見たのですが、それよりずっとよかった。でも名古屋が悪かったというわけでは全然なかったんですよ!良いツアーを経てきたんだなーという感じがひしひしと伝わってきました。これまでになくバンドとして充実した内容で、ワンマンライブを何度か見てきたけど、今回は今までで一番だったかも、と思うくらい。音楽はスケールアップ、そしてMCはぐだぐだ感が増してました。

さらにさらに、クアトロに行く前に渋谷で某レーベル主催者の方が始めたベジ料理食堂に行ったら、なんと、大好きなバンドのU野さんが店員さんとして働いていて(バイトだとおっしゃってました。笑)、もうどーしようかと思いました。雨で他にお客さんがいなかったせいもあり、お話ししてくれて、自主制作のCDを値引きで売ってもらって、みかんまでくれました。いやー嬉しかったけどめっちゃ緊張したー。正直くつろげなかった。いっぱいいっぱいで。


もらったみかんを記念撮影

そんな贅沢な2日間でした。次は木曜日のアニュウさん企画に向けて、気分も新たにがんばります。