「光」


藍色の空に 星が流れる
底の見えない いつかの夜に 君と君は出会うだろう


暗闇にそっと 差し伸べられる
いつか消える どれも全て 同じではない光


夜を照らすように 脈を打つ鼓動
焔灯すように 夢を見る力


夜はいつか明けるだろう 止まない雨はないように
きっと君は出会うだろう 点と点が描く軌跡
春に花が咲くように 新たに灯る 光を待つ


真冬の海に 打ち寄せられた 古い記憶
褪せた色合い 錆びてはがれ落ちた跡


懐かしい歌を 思い浮かべる
茜色に 暮れる空に 夕闇が滑り落ちる


儚く続く日々の 営みを越えて
どこまでも広がる 世界のつながり


波は今を繰り返す ここに君がいなくても
僕はきっと忘れない 昨日と明日の真ん中で
朝は今日も訪れる 微かに揺れる 光を見る


夜はいつか明けるだろう 止まない雨はないように
きっと君は出会うだろう 点と点が描く軌跡
春に花が咲くように 新たに灯る 光を待つ


藍色の空に 星が流れる
底の見えない いつかの夜に 君と君は出会うだろう