「桜」


少しずつ陽射しが高くなる
にぎやかに色づくそこかしこ


桜を見上げては口ずさむあの曲


風に舞う花びら 淡く霞む夕空
何度でも思い出す 君の手紙


いつからか僕らはここにいる
手を伸ばすあきらめず届けよう


なつかしい面影を大切に抱えて


やわらかにまどろむ春の夢のように
降りしきる花吹雪 遠い笑顔


桜の木の下で繰り返すあの曲


風に舞う花びら 淡く霞む夕空
何となく思い出す 君の笑顔


次の春に会えたらいいね またいつか