「空の下」


遠くの空に沈む夕日を一人
見送りながら遠い君を思った


どれくらいとか どうしたらとか
わからないけど わりきれなくて


背伸びして届けた言葉の裏側で
行き場のない想い持て余し
僕らはなればなれ


夜にさざめく人の波に泳ぐ
耳を澄まして見えない音を呼吸する


歌をたどって見つけた君の抜け殻
そっと触って浮かび上がる感情


飛び越えた心の行先に戸惑い
立ち止まる僕を照らす街明かり
にじむまぼろし


戻れない記憶の響き胸に残し
揺れ動く日々の中
僕ら今日も同じ空の下で