「ゆきどまり」


どうやってここに来れたのかわからない
上り坂背中押す君の声に急に楽になったんだ


波の音 潮風と 肌を焼く強い陽射し
白い雲 空高く きりもなくつのる想い
寄せては返す波に遊ぶ


ずっと待ってた気がしてるこんな日を
君の腕の温度夢に見るほど
そばにいられたらと願う


夕暮れに踏みしめた砂浜は熱を残す
ぎこちなく手を伸ばす僕らまたすれ違った
まっすぐに受け止めたい


安心な行き止まり 八月の褪せた夜空
これ以上どこへも行きたくない
海鳴りに耳を泳がせた