2007-01-01から1年間の記事一覧

ほのぼのもぐもぐ

オニが来た作者: 大道珠貴出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (16件) を見るこの人の本は以前わりとよく読んだけど、独特の塩っ辛い読後感があまり好きになれなくて、しばらくご無沙汰していた。今回は、装丁を手…

狂喜乱舞

nhhmbaseのライブ、よかったなー。彼らのライブを見るのは2回目で、初めて見たとき興奮して、絶対またライブ見る!と意気込んでいたのだが、今回も、期待に違わず楽しめた。ボーカルの人が演奏している姿を見るといつも「小鬼」という言葉が頭に浮かぶ。目…

夏休み小説

3日休んで3日働いてまた3日休んで、今日は出勤。昨日など部屋でだらだら寝腐ってばかりいて、職場の人に今朝「たくさん寝たって顔してる」と言われてしまった。休みが多かったのに昨日はなんであんなに眠かったんだろう、とよくよく考えてみると、休みな…

月の光のゼリー

わたしを離さないで(never let me go)について、書き忘れたこと。作者について私はこの本に書かれている情報以外ほとんど知らないので、きわめて個人的な憶測に過ぎないのですが、やはり日本的な情緒がそこはかとなく感じられる気がした。そして、英文で書…

never let me go

仕事が終わってから直接友だちの家に泊まりに行って飲んだ。はじめての町を歩くのはいつだって面白い。厳密に言えば初めてではなく、昔の彼の弟が住んでいた町だったけど。駅に降り立ってようやくそのことを思い出して懐かしくなった。延々飲み食いしつつ映…

涙腺メンテナンス

ばらばら(CD付)作者: 星野源,平野太呂出版社/メーカー: リトル・モア発売日: 2007/04/26メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 149回この商品を含むブログ (58件) を見る穏やかな歌だけど、単純に「優しい」という言葉で片づけたくない。途方に暮れてたり、…

虫も春

あったかくなってくると虫もたくさん出てくるようで、昨日は河原で、楽器ケースの下にムカデみたいな虫がいつのまにかひそんでいたり、ナメクジがにじり寄ってきたりして、ちょっとびびった。自然は見た目に美しいだけじゃなくて、いろいろ内包しているのだ…

巡り巡って

傷つけられた、と、被害者気どりでいたけれど、そういえば自分も似たようなことを昔やったっけ、とふと思い出してしまった。盛り上げて、その気にさせて、裏切った。はじめから裏切りを意図したわけではもちろんなかったので、どうしようもなかったし、心が…

おきらく無頼派

笹塚日記 ご隠居篇作者: 目黒考二出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2007/03メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (15件) を見る本の雑誌の読者ではないけど目黒さんの笹塚日記は好きだ。ちょうど前巻「うたた寝篇」の出るまえ頃に1巻2…

くさいものにフタ

ひさしぶりに傷ついた。このダメージ具合は、2月に電気ストーブで負った低温火傷が未だ完治せず病院に通っていて、跡に残ることはもはや確実なんだけど、ひょっとするとそれと同程度かも。なんとなくわかっていた期間が長かっただけに余計。どんよくに前に…

マッカッカッカ

母に起こされて目が覚めた仕事休みの朝、夢の中で聴いたことない曲を聴いてたような。もっと聴いていたかった。モールス祭りに行ってきました。モールスのライブは和む。音が好きなことはもちろん、酒井さんのぶっとんだ奇人ぶりとそれを支える2人とのコンビ…

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,鼓直出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12/01メディア: 単行本購入: 25人 クリック: 269回この商品を含むブログ (277件) を見る何度か借り直して、2…

四日三晩

仕事休みの木曜日、好きな作家(屋上や踏切の好きなあの人)のトークショーに友達のTさんと足を運んだ。会場の某酒場はとても好きな店、雰囲気があって安くて美味しい。トークショーはゆるゆるで、作家と写真家が談笑するのを皆聴いてるような聴いてないよう…

抱腹絶倒

気になる部分 (白水uブックス)作者: 岸本佐知子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2006/05/01メディア: 新書購入: 7人 クリック: 98回この商品を含むブログ (171件) を見る小川洋子とこの著者の対談を読んで、面白そうだったので読んでみた。真夜中に何度も声…

あこがれのまち

学生だった頃から関西弁に何故だか憧れている。関西出身の友達が家では関西弁で話すと聞いて、どうして普段はしゃべってくれないのだろう、とひどく残念に思ったし、恥ずかしながら、まわりに関西弁の人がいるとつい影響されてしまって、周囲にうっとおしが…

ひとり あるく

海の仙人 (新潮文庫)作者: 絲山秋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12/22メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (166件) を見る絲山さんの著作は去年たくさん読んで(読んでないのはあと1、2冊だと思う)、たしかに面白いんだけ…

小さな虹

矢野さんのカバー曲弾き語りアルバムのオリジナル3枚を1枚のMDに入れてこのところ聴いている。一番聴いていなかった最後のアルバムのよさが今頃になってわかってきた感じ。「遠い町で」という曲、こういう気持ちになることってちょっと怖いような気がし…

行ってみようか 帰ろうか

仕事が休みの日はクラリネットの練習に近くの河原へ自転車で出かける。小川の土手のお気に入り場所で1時間くらい、鳥もいろいろ見られて、今はツバメが目の前をびゅんびゅん飛び交う。吹くのに飽きたら川音に耳を傾けたり、友達に電話やメールしてみたり、…

それは馴れ合いではなく

小川洋子対話集作者: 小川洋子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (26件) を見る対談集って結構好きで昔はよく読んだけど最近はそんなに読んでないことにふと気づいた。これもそれほど気乗りせずに…

桜と酒と灰の宴

友人と毎年恒例の花見酒。近所の公園は今年も桜が見事に咲きほこっている。昼食兼のつまみと酒をスーパーで買い込み、曇天の下河原で飲み食い。まったり酔い、のんびり和む。夕方、うどん屋へ向かう2人と別れ、私は電車で都内まで(車中爆睡)。灰太郎さん…

struggling old boys

せっかくはてなダイアリーにひっこしたので、読んで面白かった本の紹介、というか一言感想でも書いてみようかと思います。メコン・黄金水道をゆく作者: 椎名誠出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/12/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る…

猫の目月

くるくる変わる 生きているから 真夜中に目が覚めて ほんの一瞬まえに見ていた 夢のかけらを すくい集めようとしたけれど 指の間をすり抜けて消えた 闇の彼方に溶けてった ねじけた心の奥底には やさしくしたい やさしくされたい という シンプルなきもち 叶…

3 letters of junk

遠い声 ひびく 高い空 夢の跡 とおく 届かず

夢の胎児

しょっぱい夜の涙の海に 新たに雨が降り注ぐ 真っ暗な水面に音もなく吸い込まれる 昼に見た砂上の楼閣は見る影もない 注ぎ込む川の流れも 浜を洗う波の調べも 一時も止むことなく 変わらずに続くように見える 本当はわずかずつ形を変えているのに そう変わら…

感情事故

人の心は意志で左右できないから 面白いし、辛くもある 他人はもちろん自分の心だって自由に動かせない (そうでない人もいるのだろうけど) まわり道でも無駄足でも 行きたい道を歩くよ。 それがいい、それでいい。 迷惑かけて、ごめん。

2006年の音楽(2)

湯川潮音「湯川潮音」ポメラニアンズ「レインボークライマー」 年始めの寒い頃によく聴いてたような気がする2枚。潮音ちゃんのアルバムでは「ハーレム」という曲が好き、と友だちのTさんに言ったら、「キセルっぽい」と言われた。そうかな?Tさんは最後の…

初日の出が

顔を出す前の 東の空の際は 燃え出しそうな 暗い赤 でした。